大学研究力強化ネットワーク
「我が国の大学等における研究力強化のために(提言)」について

2015年7月

 この度、本ネットワークにおいて、研究力強化を図る上での課題を抽出し、その解決に向けた取組みについて検討し、現状を総括して我が国の研究力を強化するために必要な対応を提言として取りまとめ、行政等に働きかけを行っております。
 本ネットワークの構成大学等は、それぞれ別添にある「研究の強み」(25大学・大学共同利用機関法人)をもって、研究力強化に努めており、個々の大学等の取組みに止まらず、本ネットワークを通じて、我が国の研究大学群として、限られたリソースを有効に活用し、共同して行うべきところは共同することによって、より大きな協働効果を挙げるべく、取組みをすすめております。

 

提言「我が国の大学等における研究力強化のために」 PDFダウンロード

 

別添「大学研究力強化ネットワーク構成大学等における研究の強み」
(25大学・大学共同利用機関法人) PDFダウンロード

 

提言『我が国の大学等における研究力強化のために』の公表にあわせ、構成大学等の研究の強みを公表した(2015年7月)。



北海道大学

人獣共通感染症の克服

喫緊の国家・国際課題である人獣共通感染症の克服に向けた研究・開発、予防・診断・治療法の開発と実用化、情報と技術の社会普及、人獣共通感染症対策専門家の養成を行う。

患者QOL向上のための低侵襲医療の展開

陽子線等の放射線を用いたがん治療をはじめ、様々な疾患に対する低侵襲手術の技法・装置の開発を進めることで、最先端の低侵襲医療を地域に提供しつつ、世界にも展開し、少子高齢化社会における患者QOLの向上を図る。

食資源問題の解決

農業新技術と生産環境整備・保全手法の開発・普及、食糧の公正な分配・供給システムの確立等を行い、地球規模での食料およびその生産基盤である水・土の問題を解決する。

北極域の持続的活用および環境保護等に係る課題の解決

国立極地研究所、海洋研究開発機構とともに、日本における極域研究の国際拠点を形成する。自然科学系から人文社会系まで、北極域研究に携わる研究者を集約し、異分野連携による地球規模の課題解決を目指す。

食健康科学に基づく次世代健康生活の創造

健康に関する食機能の解明や科学的根拠に基づいた食品等開発、関便に健康チェックできるしくみの開発等を通じ、個人の食・運動・健康・医療に関する情報を一元化し、個人が保有・活用できる社会システムを構築する。

筑波大学

計算科学

科学の諸領域における超高速シミュレーション及び大規模データ解析等を中心とする研究、並びに超高速計算システム及び超高速ネットワーク技術の開発と情報技術の革新的な応用方法の研究を推進。(計算科学研究センター)

生命科学学際領域

生命領域における世界トップレベルの先端的学術研究、及び新たな学際的学問分野の開拓を推進。(生命科学学際領域研究センター)

睡眠医科学

睡眠覚醒の神経科学および関連領域の世界トップレベル研究者を集結し、睡眠覚醒制御機構を解明するとともに、睡眠調節に介入する方法を開発し、睡眠障害および関連の深い代謝疾患や精神疾患の診断・治療のための新しい戦略を開発。(国際統合睡眠医科学研究機構)

サイバニクス

サイバニクス(人・機械・情報系の融合複合領域)を駆使して、人間の身体機能を支援・増幅・拡張するイノベーティブな最先端人支援技術の研究開発とその社会実装を推進。(サイバニクス研究センター)

藻類バイオマス

オイル産生能力を持つ藻類からオイルを生産し、さらには、化粧品などに用いることができるスクアレンという高価値な物質を生産するなど、新たな産業の創出を目指す。

千葉大学

免疫システム調節治療学

免疫関連難治疾患(アレルギー、自己免疫疾患、癌、動脈硬化など)の克服を目的として、免疫応答の基礎研究、臨床研究、新規治療法の開発研究を行い、免疫関連国際研究者ネットワークを活用して「病態の解明と治療開発」を行う。

物質科学

光の渦をはじめ光のキラリティー(立体構造がその鏡像と重ならない性質)を制御するレー ザー技術を核にして、物質を力学的に変形させてナノスケールのキラルな構造体を創製。この革新的な「キラルナノ光加工技術」に立脚して新たな物質科学を創成する。

ハドロン宇宙科学

南極氷河中に埋設した光検出器を用いて宇宙ニュートリノを観測する国際共同実験IceCubeに日本から唯一の機関として参画し、高エネルギー宇宙ニュートリノ検出を主導。プラズマ宇宙物理学の理論シミュレーション研究との融合により、宇宙線の放射源とその加速機構を明らかにすることを目指す。

医工学

超音波、MRI、光、放射線等による生体組織の物性・機能計測技術を確立し、病変の範囲と性質を可視化することによって、高精度な診断とピンポイント治療を実現する。

植物分子科学

植物ゲノム、植物化学成分とその環境応答の多様性と普遍性の解明により、植物による物質生産システムの分子基盤を理解するとともに、創薬や食品科学への応用を目指す。

東京医科歯科大学

硬組織研究

医学系・歯学系の共通研究テーマとして、世界トップレベル研究者を集結し、老化、疾患に伴う運動器官、咀嚼器官の健康年齢を延長するために、基礎から臨床に至るまで幅広い研究を展開している。

歯学研究

歯学研究は、日本で断トツの1位、世界でも6位のレベル(QS)にあり、矯正学、歯周病学、インプラント学、歯科材料学などオールマイティーに先進的研究を推進している。特に全身疾患と口腔疾患の関連性に関する研究は医歯癒合型研究が推進されている。

再生医療研究

幹細胞治療に関し、膝関節軟骨やクローン病などの大腸疾患の再生医療に関し、基礎から実際に臨床応用まで幅広い研究が展開されている。さらに、用いるべき細胞の品質保証に関する最先端実用研究を推進している。

難治疾患研究

難治疾患研究所を有し、神経変性疾患の発症分子メカニズムの解明と治療法の研究に代表されるように、難治疾患の学理を基礎医学・生物学研究の基礎領域から新たな治療法の開発まで基礎と臨床応用のバランスをうまくとりあい研究を進めている

ゲノム応用医学研究

疾患ゲノムセンターを有し、附属病院の電子カルテ情報とゲノム情報を融合させ個別化医療を目指している。その目的のため、ヒトゲノムの構造や機能、疾患に伴うエピゲノム変化、さらにタンパク情報を併せた学術横断的な研究をおこなっている。

東京農工大学

高強度化と超短パルス化を両立させるファイバーレーザ装置の開発

共同研究先の独立行政法人産業技術総合研究所が開発した光学素子を用いることで、パルス幅65フェムト秒の高強度レーザーパルスを直接発生する超高速イッテルビウムファイバーレーザー装置の試作機を完成。

ロボット目線に基づく新たな位置認識システムの開発

日立製作所との共同研究で、ロボットの使用する地図表現を従来の座標系(xyz値)で「位置」を表現する方法から、ロボットからの「見え方」に基づいて「位置」を表現する地図方式を開発。

オイル高蓄積珪藻の全ゲノム解読

オイルを高蓄積する海洋珪藻Fistulifera solarisの全ゲノムを解読し、オイル合成の代謝経路を解明。微細藻類のオイル蓄積メカニズムの解明に役立ち、今後、バイオ燃料生産性の向上が期待される。

新たな窒素循環解析法の構築による森林の窒素除去能力の解明

中国科学院と共同で、森林生態系をめぐる硝酸態窒素がとる窒素酸素安定同位体比並びに酸素同位体比異常の新しい解析手法を構築し、従来の想定よりもずっと多くの窒素が微生物による脱窒反応で森林生態系から除去されていることを解明。

細胞壁リグ人の分子構造を変える新方法の開発

長岡技術科学大学、森林総合研究所及び理化学研究所等との研究により、共同植物の細胞壁に多量に蓄積するリグニンを、より分解しやすい構造に改変するための新しい技術を開発。最終的に、植物からバイオ燃料等を作る際のCO2排出量の大幅な抑制が期待

電気通信大学

光学(オプティクス)

21世紀COE「コヒーレント光科学の展開」で培われた,光・物質系のコヒーレント操作に関する新学理の創出,多機能セラミックレーザなどの新光機能物質の開発,超広帯域や超高出力の極限レーザ技術を有する。

情報学基礎

データ圧縮や暗号化,ネットワーク符号化,セキュリティ,人工知能などの分野で基礎理論から実装技術,実用化および安全性の評価まで,活発に活動する研究者が多く存在している。

通信・ネットワーク工学

各種レイヤや有線・無線などのカテゴリを越えたネットワーク設計技術の確立,広帯域・大容量化を要する第5世代移動通信の高性能化に向けたハードウェアの革新など,社会生活の基盤技術としての実装に取り組んでいる。

計算機科学

OSや言語処理系の設計など,基盤システムとしての実装にとどまらず,高性能計算の技術開発や操作性の向上,各種メディア処理の高性能化・インテリジェント化などに優れた成果を挙げている。

ロボティクス

ヒトや動物の感覚と運動の情報センシングと処理アルゴリズムの分析を通して,知的にロボットを操作・駆動する課題解決に向けて活発な研究活動を行っており,早期から学生教育に注力して若手の人材育成にも努めている。

新潟大学

理学

物理学分野はミッション再定義で世界トップに準ずる実績と評価され,素粒子・原子核・宇宙物理学,物性物理学などの量子科学分野で世界レベルの研究を推進しており,理学の諸分野で先進的研究を推進。

工学

太陽集熱によるソーラー燃料(水素等)製造技術の分野で世界最高水準の研究や,リモートセンシング(通信),バイオメカニクス,トライボロジー(機械工学)分野で先進的研究を推進。

医学

オートファジーが細胞の恒常性維持を通して生体を疾患から守ることを明らかにし,臨床講座との分野横断的な研究を展開することで,オートファジーの異常と様々なヒト疾患との関連を明らかにする先進的研究を推進。

歯学

歯周病は様々な全身疾患のリスクを上昇させる。そのメカニズムとして嚥下した歯周病原細菌による腸内細菌叢の撹乱とその結果誘導される代謝物の変化,免疫系への影響が作用していることを解明する先進的研究を推進。

脳研究

臨床教室との強い連携の下,脳神経疾患の研究に特化し,特に理論をヒト脳組織を用い実証する研究,ヒト脳組織の知見を臨床に応用する研究において,国際的に優位性がある先進的研究を推進。

金沢大学

ナノバイオサイエンス
(革新的原子間力顕微鏡技術によるナノサイエンス研究拠点の形成)

既に世界最高レベルの液中AFM技術をさらに発展させる技術を開発し,その技術で初めて可能となる革新的なナノ計測により生物・医学分野等にも大きな進展をもたらすことを目指すとともに,異分野・国際連携を強化する。

消化器内科学
(“栄養が関連する疾病”を克服する拠点の形成)

過栄養によって引き起こされる疾病を克服するため,その発症に重要な役割を果たす肝臓と,過栄養がもたらす臓器障害の研究により,新たな予防・診断・治療の先端医療開発を行い,この領域の拠点化を目指す。

腫瘍生物学
(がん進展機構の本態解明を目指す研究拠点強化プロジェクト)

がんの転移や再発機構の解明に極めて重要となる「がん幹細胞」「がん微小環境」「分子標的探索」の領域に特化した研究を推進し,がん進展機構の本態解明を目指す研究拠点として機能強化を図る。

考古学
(文化資源マネジメントの世界的研究・教育拠点形成)

世界各地で生み出され継承されてきた有形・無形の文化遺産の価値を調査し,その継承を図りながら未来への活用方策を探るため,国際文化資源学研究センターを中心に文化遺産の資源価値を調査し明らかにする。

機能物性科学
(超分子による革新的マテリアル開発の拠点形成)

機能性材料の多様化・高性能化のニーズに対し注目を浴びている超分子について,理学系・工学系の研究分野の枠を超えた連携と融合により,超分子の特性を生かした革新的な機能マテリアルの開発を目指す。

福井大学

先端的画像医学研究

分子イメージングおよび放射線医学を基盤とする生体機能画像研究と,医工連携による先端的画像技術の臨床導入による研究。

遠赤外領域開発・応用研究

我が国唯一で世界的にも優れた高出力遠赤外光源ジャイロトロンの研究開発と,新しい学術研究としての遠赤外分光・計測研究,遠赤外領域の先端科学研究および高出力遠赤外技術開発に関しての研究。

原子力安全・危機管理研究

軽水炉及び高速炉の安全性向上,原子力防災・危機管理,原子力施設の廃止措置,放射性廃棄物の減容及び毒性の低減等に関する先進的研究。

教師教育研究

知識基盤社会において求められる主体的・協働的な学びを中心とする学校を実現するために,中心的役割を果たす教師の専門性形成とその基盤としての専門職学習コミュニティにかかわる教師教育研究および関連諸分野の研究。これらを,教職大学院と附属学校園をはじめとする拠点校・連携校,地域・行政との密接な協働によって推進。

子どものこころの発達研究

先端的脳科学・精神医学の知見の積極的な活用と,子どものこころを含めた教育現場での諸問題のフィードバックを融合させて行う,医教連携による子どもの成長と教育に関わる基盤研究と実践研究。

信州大学

カーボン科学

新奇ナノカーボンの創成およびナノカーボンの精緻な構造制御による革新的機能の創出と環境エネルギー,資源,バイオ・医療などの応用基礎の確立を目指す。

環境・エネルギー材料科学

圧倒的な省エネルギーと低環境負荷に資する材料を創成するために,革新的な材料科学間及びその周辺分野を融合し,持続可能な社会の実現に貢献

繊維材料

航空機・自動車,メディカル,エネルギーなど様々な分野に使われる先端的な素材として使われるファイバーに,さらなる機能・性能を有した“フロンティアファイバー”を創出

山岳科学

日本アルプスと豊かな自然環境に恵まれた地の利を生かし,中部山岳における自然環境の保全,気候,生態系,地殻変動の予測,防災や持続的な資源開発のための研究と観測を実施

バイオメディカル

先端疾患予防学,神経難病学,バイオテクノロジー・生体医工学,代謝ゲノミクスの4つの研究部門により,超高齢化社会を牽引し,持続的な発展に貢献する生命科学・医学イノベーションを目指す。

名古屋大学

ケミカルバイオロジー分野

独自の「分子活性化・変換触媒」を、分野を超えたサポートを得ながら適用し、基盤的かつ重要な生物学上の問題の解決や次世代システム生命科学を開拓する。

素粒子・宇宙分野

素粒子理論に計算物理学の手法も取り入れ、現在の標準理論をも越える現代物理学の新たな地平を開拓する。

革新的電子材料・デバイス分野

省エネルギー社会の構築に向け、ワイドギャップ半導体をはじめとする革新的電子材料を用い、産学官連携により、基礎から応用までを俯瞰した研究を実施する。

名古屋工業大学

省エネルギ技術の研究

省エネ、高性能の次世代半導体製造に向けた革新的基礎研究技術を有する本学は、社会実装に向けたデバイス開発に必須となる、高性能、高品質、及び安価な窒化物半導体(例:GaN/Si)製造技術開発に取り組んでいる。

地球環境の保全技術

本学は、世界の研究者との応用化学研究ネットワークの強みを活かして、フロン23などの温暖化物質を、再度資源として医薬品や農薬等に変換する新たな循環プロセスの研究開発に取り組んでいる。

高齢社会を支えるヘルスケア技術

中京地域の医療、福祉機関及び企業と連携し、IT技術を活用した、高齢者の健康管理モニタリングシステムの社会実装や、ロボット技術を基盤とした無動力歩行支援機器の開発と実用化に取り組んでいる。

先端的素材研究

自動車、電装、素材等の世界トップ企業との共同研究実績を有する本学は、希少資源リスク対応に向けたレアアースフリーの界磁型同期モータ等の開発や、発電素子、蓄電素子等の研究に取り組んでいる。

豊橋技術科学大学

先端融合センシング研究

集積回路とMEMSの設計、試作、評価を一貫して行える研究施設「LSI工場」を活用し、数多くの企業・研究機関との共同研究を推進することで、新たな価値を創出するセンシングデバイスの研究開発を行っている。

次世代・共生型ロボット研究

最先端ロボット研究の成果を活用し,地域の医療機関や企業との連携を図りながら,人、ロボット、建物などが最適に共生するロボット技術の発展的実用化に向けた研究を推進している。

農業と複合技術科学の融合研究

センサ,計測・情報、制御、バイオ、農環境などの研究者が横断的に協力しながら最先端のIT農業、植物工場の実用化に向けた研究を行うとともに、東三河の地域再生に向けて「IT食農先導士」の養成に取組んでいる。

神戸大学

バイオプロダクション

農学と工学の融合研究領域において、バイオマス資源の開発・機能性評価、生産プロセス、細胞工場を含んだ一貫システムの産学連携研究を行っている。バイオプロダクション次世代農工連携拠点として採択され活動中。

先端膜工学

水の再利用・浄化、海水淡水化、炭酸ガス分離などに使用する多様な分離膜の研究開発と産学連携研究を行っている。日本で唯一の先端膜工学センターを擁し、地域イノベーションプロジェクトも進行中。

シグナル伝達

細胞内から個体レベルまで、シグナル伝達による正常機能の営みとその異状による疾患メカニズムを臨床医学、生命科学の視点から研究している。バイオシグナル研究センターも擁し、人や様々な生物を対象に研究を展開。

感染症研究

インドネシア拠点との連携により、鳥インフルエンザ、ウイルス肝炎、デング熱、腸管細菌感染症等の研究を行っている。感染症研究国際展開戦略プログラムに採択され研究を展開中。

惑星科学

地球を含む太陽系惑星の誕生と進化を対象に、巨大噴火、地球の水の起源、プレート移動をはじめ多様な研究を行っている。惑星学科・惑星学専攻と惑星科学研究センターを擁し、学内・学外に向けて教育研究活動を展開。

岡山大学

地球・惑星物質科学

岡山大学地球物質科学研究センターを核に、「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルや各地に落下した隕石等を同センターにしかない最高の機器と秀逸な研究者らが解析。世界から研究者が集結し、同研究分野を先導している。

光学分析

岡山大学は光学分析の特許競争力1位である。これを支える化学、工学、理学などの基礎研究の異分野融合研究が盛んである。テラヘルツ光研究では、若手が核となり、国際共同研究が盛んに行わる次世代研究コアである。

物理学

極限量子研究や超伝導研究の極めて高い研究力を有する。巨大機器を使用しないスマートな量子研究や超伝導の革新に繋がる物理学研究の高さが世界から注目されている。抜きん出たTop10%補正論文伸び率を有する。

植物学

岡山大学資源植物科学研究所では大麦ゲノム情報やストレス植物等の遺伝、環境応答学の世界研究を牽引。光合成研究センターでの光化学系II複合体解析は人工光合成に繋がる研究として世界から注目を浴び続けている。

基礎・臨床医学

世界最高峰の移植医学と実績を有する。総合大学の強みを活かした医療機器や人工網膜開発。対がんの新薬開発やがん幹細胞研究。インド等の海外拠点と連携した感染症制圧研究から創薬開発まで常に医学を先導している。

広島大学

数理分子生命
-「見て分かる」以上の研究で生命を捉え直す-

細胞生物学・分子生物学を主たる専門とする実験系の研究者と、計測データをもとに数理モデルの構築、それに基づいた物理的機構の解析を進める数理科学系の研究者の緊密な連携により進める融合領域研究を推進。

ゲノム編集
-「夢の未来」を「現実」にするゲノム編集-

ゲノム編集研究に高い実績を有する人工ヌクレアーゼプロジェクト研究センターを中心に、日本独自の人工ヌクレアーゼを開発し、生命現象解明の新規技術および再生医療や品種改良などの応用技術としてのゲノム編集技術を確立。

肝臓研究
-新規治療法の開発と世界で活躍する高度医療人育成を目指して-

世界唯一の技術であるヒト肝細胞キメラマウスを活用し、研究に必要なバイオリソースを貯蔵するレポジトリを整備すると共に、iPS細胞から誘導した肝細胞・免疫細胞の移植といった革新的な肝不全の治療や抗肝炎ウイルス療法など新規治療法を開発。

オンサイト・リバースイノベーション
-たおやかで平和な共生社会創生-

オンサイト・リバースイノベーション【時間と空間の広がりによって多様に育まれた地域独自の社会と文化をふまえて、条件不利地域が抱える課題の克服のために、必要な先端科学技術をその地で見出だし(開発し)、育む(適用・実装する)循環】で、その文化に適切なソリューションを適用・実装。

学び
-”あらゆる場所で” ”あらゆる人”の学習-

学習システム(人が学ぶことそれ自体、その学びの体系的・系統的な構造と特質、学びを保証したり促進したりする環境的枠組み)の研究を通じて、家庭、学校、大学、社会など、のあらゆるところにおける教育学習システムの構築・促進。

山口大学

中高温微生物研究拠点

地球温暖化を中心とした人類の存続を脅かす諸問題を「微生物」の立場で解決するため,微生物発酵・バイオマス利用・環境浄化・感染症予防などの分野における「中高温微生物」を利用する世界水準の教育研究を推進する。

難治性疾患トランスレーション研究拠点

基礎医学・臨床医学部門が一体となり,創造的で新規性の高いがんなどの難治性疾患研究を確立し,臨床応用することを目指す。また,トランスレーション研究拠点を形成することで,部門を超えた次世代の人材育成を図る。

生命医工学研究

医学とサイエンスの融合専攻を基にした先進的な医工学の知の拠点を形成するため,医学と工学の境界領域で活躍する研究者が集まり,医薬と医療機器開発を進め,地域への医工学の普及,研究成果の実用化を推進する。

衛星リモートセンシングによる防災・環境研究のアジア拠点形成

衛星リモートセンシング技術を用いた災害情報収集,処理,伝達に関する先進的な研究を行うとともに,インドネシア国立ウダヤナ大学と国際共同研究を実施し,国際的視野を有する高度技術者の育成を図る。

時間学の確立

時間という観点から研究者間の交流を図り,文理融合による新たな学際領域を創造するとともに,その成果を社会に還元する。また,国際活動を強化させ,国際的な研究拠点化への発展を目指す。

九州工業大学

次世代パワーエレクトロニクス

究極の省エネを目指した極限パワー半導体デバイスの開発や超小型化を実現する集積化技術、故障原因に迫るリアルタイム評価技術等、高度電力化社会の実現を見据えたエネルギーの有効利用に関わる研究開発を実施。

耐宇宙環境技術

次世代宇宙利用を達成するために必要な耐宇宙環境技術の研究開発拠点として、材料や素子の帯電、放射線、熱衝撃、衝突等の耐性について地上での模擬試験を行うとともに、超小型衛星を利用した宇宙実証を実施。

ディペンダブル集積システム

高度情報化社会に向けた高信頼・高品質な次世代集積システムを創成するため、LSIの高品質・低コストテスト生成、高精度故障診断、テスト容易化設計、無線通信等に関する基礎技術及びその応用技術の研究を実施。

熊本大学

幹細胞を用いた臓器再建と次世代医療・創薬を目指す研究教育拠点

21世紀COEおよびグローバルCOEで推進した「細胞系譜制御」研究を受けて形成した研究教育拠点。ES細胞、iPS細胞、組織幹細胞の研究及び医学、薬学への応用を推進。

エイズ制圧を目指した治療予防開発国際研究教育拠点

エイズ完治を目指すための新しい治療法の確立、エイズワクチンの開発を目指し、国際的に活躍できるエイズの研究者、医療従事者を体系的・組織的に養成している研究教育拠点。

パルスパワー科学の深化と応用

瞬間的な超高エネルギーであるパルスパワー工学のグローバルな先導拠点を構築し、先導的人材の育成、新産業創生、及び衝撃エネルギー工学の体系化を推進している。

KUMADAI マグネシウム合金の国際研究教育拠点

軽さに加え、従来にない優れた強度と耐熱性を持つ革新的なマグネシウム合金(KUMADAIマグネシウム合金)を研究開発。研究人材の育成と材料研究を推進している。

奈良先端科学技術大学院大学

全体としての強み

学部を置かない小規模な大学院大学の特色を生かした柔軟な研究体制と優れた研究環境の下、情報、バイオ、物質創成の研究領域とこれらの融合領域において世界レベルの先進的な研究を推進し、深化と融合を図っている。

情報科学

情報科学に係る基礎研究を推進するとともに、感覚と判断を支援する情報処理技術、大規模な情報システムを構成する技術、情報ネットワークの構築と運用の技術、情報科学と生命科学が関わる融合研究等を実施している。

バイオサイエンス

植物科学、メディカル生物学、統合システム生物学を推進。植物科学では、植物細胞・個体が有する様々な生命機能の解明を目指す基礎研究から、植物生産性増強や環境耐性増強等の課題解決に向けた応用研究まで実施。

物質創成科学

光と物質の相互作用を基礎として物質科学を捉え直した 「光ナノサイエンス」を推進。物理、化学、生物という既存の学問領域を超えた融合領域の展開を進め、新理論の構築、新機能材料の創成等の成果を創出している。

自然科学研究機構

天文学

すばる望遠鏡など最先端の望遠鏡・スパコンを運用し、外国機関と対等な協力関係でALMAやTMTなど世界最高レベルの大型国際研究基盤を建設・運用している。共同利用により、日本の天文学研究を推進している。

核融合科学

将来の基幹エネルギー源として期待される核融合の実現を目指し、理工学の幅広い分野の研究者を擁し、大型研究プロジェクトを軸にした国際的最先端学術研究を、国内外にわたる多彩な共同研究を通じて展開している。

基礎生物学

生物の基本原理から高次生物現象までを解明する研究。ゲノム、イメージング解析等の先端装置を備えた生物機能解析センターによる共同利用。生物資源保存のための「バイオバックアップセンター」を通した研究支援。

生理学

独自に開発した位相差電子顕微鏡、超高磁場MRIや二人の脳活動の同時測定fMRIなど分子・細胞からヒトまで多種先端イメージング装置による共同利用。ヒトや霊長類を用いた認知・学習など高次脳機能の研究など。

分子科学

世界最高性能の低エネルギー放射光源や超短パルスレーザー等を利用した光分子科学、スパコン環境を生かした理論・計算分子科学、高機能分子物質の開発・評価、生命体も視野に入れた協奏分子システム研究など。

高エネルギー加速器研究機構

素粒子原子核物理学

高度化されたBファクトリー、J-PARCハドロン実験施設およびニュートリノ実験施設における共同利用や国際共同研究、CERN のATLAS実験への参加、理論研究等により、物質の究極の構造と物理学の基本法則を解明する。

物質構造科学

電子加速器から発生する放射光や陽電子、J-PARCおける中性子やミュオンビームを国内外の共同利用・共同研究に提供し、原子レベルから高分子、生体分子レベルに至る幅広いスケールの物質構造と機能を解明する。

加速器科学

加速器に関する各種要素技術開発、ビーム物理、加速器運転技術等の研究を行い加速器の性能向上に取り組み、大型加速器の設計、建設、運転を行うとともに、最先端の加速器の研究・開発を進める。

基盤技術研究

放射線及び化学安全、データ及び情報処理システム、低温・超伝導及び精密加工・計測等、加速器や測定器の開発や性能向上に必要な基盤技術について研究・開発を行う。

加速器関連技術応用研究

加速器技術及び測定器関連分野の技術を、医療、産業応用等の様々な分野に適用するための研究・開発を行う。

情報・システム研究機構

極域科学

フィールド観測を基盤に、資・試料の分析、データの解析、モデリングを通じ、地球科学、環境科学、太陽地球系科学、宇宙・惑星科学、などを包含した先進的総合地球システム科学を共同研究として推進している。また、南極と北極に観測基地を持ち、南極地域観測事業及びGRENE北極気候変動研究事業の実施中核機関としての役割を担っている。

情報学

情報関連分野における長期的な視野に立った基礎研究並びに社会課題の解決を目指した実践的な研究を推進している。また、大学等と連携し、高速ネットワークや学術情報を整備するとともに、その共有や利用を支える共通の情報基盤を提供することにより、学術情報ネットワーク(SINET)を運営している。

統計数理

国内唯一の統計数理の専門教育・研究機関として統計数理の先進的手法の研究開発と、データに基づく合理的な意思決定のできる人材の育成を担っている。

遺伝学

生命システムの解明をめざして、細胞機能、発生・分化、進化・生物多様性、ゲノム情報などについて先端研究を進めている。また、生命科学の基盤となるデータベース(DDBJ)・バイオリソース・先端ゲノミクス事業を進め、共同利用・共同研究を推進している。

データ中心科学の共同利用・共同研究プラットフォーム構築

情報通信技術の飛躍的発展に伴いビッグデータの有効活用が科学・技術の飛躍的発展の鍵となっており、経験科学、理論科学、計算科学に次ぐ第4の科学とも呼ばれるデータ中心科学の確立が必要になっている。データ中心科学の確立をめざし、ビッグデータ活用のための研究基盤を整備し、データ中心科学の共同利用・共同研究の中核的拠点を構築している。

首都大学東京

金ナノ触媒

金をナノ粒子化すると触媒機能を発揮することを見出した春田正毅教授を中心に世界的にも類を見ない金の化学にフォーカスした「金の化学研究センター」を設置し、ユニークで独創性の高い研究で世界を先導している。

人工光合成

世界を先導する日本の人工光合成研究のリーダー的存在の井上晴夫教授がセンター長を務める「人工光合成研究センター」では、世界的なCenter of Excellenceとして国内外の機関と連携研究を進めている。

宇宙科学

はやぶさ2やASTRO-H等の衛星計画に携わるグループを含む専攻を超えた6つの研究グループからなる「宇宙理学研究センター」は、宇宙の謎の解明を目指して研究交流・連携を推進する有数の研究拠点である。

ゲノム科学

国際的に評価の高い系統解析ソフトウェアMEGAの開発者である田村浩一郎教授がセンター長を務める「生命情報研究センター」は、ゲノム解析技術の開発と若手の生命情報学者の育成を目指す研究教育拠点である。

次世代蓄電池

国家戦略に基づくALCAプロジェクトの「次世代蓄電池研究加速プロジェクト」を統括する金村聖志教授は、400人を超える全国の研究者のリーダーとして世界を先導する次世代蓄電池開発に取り組んでいる。

東京女子医科大学

細胞シート工学
(細胞シートによる再生医療)

「細胞シート工学」は本学教員が独自に開発したもので、既に心筋、角膜などの再生に成功しており、再生治療手段として普及が期待される再生医療の基盤技術です。

医療機器開発

本学が進めるSmart Cyber Operating Theater (SCOT) はAMEDより研究助成を受け開発に取り組んでいる未来型手術室創成プロジェクトです。医工融合を推進する本学を中心に、5大学14企業から成る共同体で情報誘導下精密手術実現を目指しています。

ナショナルバイオリソースプロジェクト(線虫)

文部科学省委託事業「ナショナルバイオリソースプロジェクト」の採択課題のひとつ「線虫」の中核機関として本学が採択され、線虫に関わるバイオリソースを整備し、ライフサイエンス研究推進に貢献しております。